こんにちは、コタツです。
自慢ではありませんが、私は今までたくさん転職を経験しています。一般的に考えるとかなり多いほうだと思います。
転職をする理由は毎回違うのですが、今回は給料を上げたくて転職をして失敗をしたお話を紹介します。
転職に失敗する前は、九州の地方でIT関係の仕事をしていた頃のお話です。
転職の失敗談
1.安月給で働く日々
今から約8年前、小さな町のIT会社に勤めていました。仕事内容としては、社内システム管理と商店街にある商店に導入する簡単なシステム開発でした。
入社してから知ったのですが、親会社が地方ゼネコンでそこから派生したグループ会社だったのです。他にも介護事業など様々な業種に参入をしていました。
すべての会社の上層部は親族で構成されていて親族以外はそれは肩身が狭かったです。
しかも、親族以外の給与はとても低く私も月収15万円程度でした。
ある飲み会で親族の上司が、お酒が入っていたせいか口を滑らせて自分の年収を言ってしまいました。桁が違いすぎて、聞いていた社員たちの酔いが覚めているように見えました。
2.転職を決めた決定的な出来事
入社から数年後の給与査定のとき、
「君はもう、うちの会社の主力メンバーになれるほど成長したから、今年から給与アップするよ。来月からの給与を楽しみにしていてね。」
たのもしいお言葉でした。給料日にワクワクしながら給与明細を見て絶望しました。
「月給が200円しか上がっていない。」
会社を辞める決意は固まりました。
3.ハローワークで転職活動
田舎の地元での転職が希望だった為、大手の転職会社よりハローワークのほうが扱っている会社が多かったです。結果、ハローワークを中心に転職活動をしました。
転職先の一番の条件は給与。
「月収30万~」という会社を見つけたので早速応募して面接をしたら内定をもらいました。
あまりにも上手くいきすぎているので、この時にもっと会社のことを調べて、内定の返事をすればよかったと後悔しています。
その時はなんの疑いもなく入社しました。
4.入社2日目からまさかの事態
入社から2日目に上司から言われました。
「群馬県の関連会社のプロジェクトが炎上しているから、明日から行ってくれない。2カ月ぐらいで戻って来れるから」
私が入社した会社から群馬県までは、新幹線で約10時間かかります。そんな遠方へ明日から行けなんて・・・。気が弱い私は、断れずにすぐに家に帰って荷造りをして、次の日群馬に向かいました。
5.到着後に知った衝撃の事実
到着後に様々なことで衝撃を受けます。
大部屋での共同生活
宿舎はビジネスホテルやレオパレスではなく、大きなプレハブ小屋でプロジェクトに参加している人たちとの共同生活。
台所も風呂もトイレもすべて共同。まるで悪いことをした見たいでした。プライベートなんてなかったです。
徒歩圏内には何もない
徒歩圏内にはコンビニ、スーパーや飲食店などは何もありませんでした。会社までも宿舎で生活している人全員でバスに乗り合わせて移動していました。
夕飯や生活用品は関連会社から帰るときにバスが寄ってくれるスーパーで調達するしか方法がありませんでした。
休日は宿舎で過ごすしかありませんでした。
プロジェクトの内容は未経験分野
プロジェクトに入ってわかったのですが、今まで経験したこともないプロジェクトでした。しかし関連会社の方からは「経験者だと聞いているよ」と言われ愕然としました。
給与がいいということと、2カ月すれば帰れるということがあったので、こんな状況でも2カ月間頑張りました。
6.さらに衝撃の事実
宿舎で私を同じ会社の人と話しているとき衝撃の事実を聞かされます。
「2カ月で帰れるって言われたの?そんなわけないじゃん、一生帰れないよ。」
やっと入社した会社の内情がすべてわかりました。
- 本社での仕事はなくすべて派遣のお仕事
- 派遣の仕事は県内にはなくすべてが遠方
- お盆と正月のみ本社に帰れる
- 最初に提示される給料は良いが上がることはない
入社してわずか2ケ月、退職届を出しました。
学んだこと
今回私が経験したことは極端な例で信じられないかもしれませんが、本当のお話です。辞めるときは本当に苦労しました。
この事件以降転職先の会社は入念に調べるようになりました。
面接中に採用を決める会社は辞めておいたほうがいい
面接中に採用を決めるということはよっぽど人材がほしいということで、能力なんてどうでもいいってことです。
面接に行った時、会社に人がいない会社は辞めておいたほうがいい
会社に人がいないということは、派遣されていることです。派遣会社は悪いわけではないので、面接時に派遣される場所を明確にしましょう。
ハローワークは辞めておいたほうがいい?
今までのハローワークを利用して入社した会社でまともなところはありませんでした。これば私個人の見解です。ハローワークを使ってよい会社に転職した人はたくさんいると思います。しかし私の経験ではよい会社に入れる確率は低いと思います。転職エージェントを利用することがベストだと思います。
すべてを総括して学んだことそれは
転職は慎重に