こんにちは、こたつです。
最近友人から転職のことで相談を受けました。今の会社の仕事が面白くなく、将来も不安なのでやめたいと・・・。
私は転職を否定するつもりもないので
私:「辞めて自分が面白いと思う仕事をすればいいじゃん」
と答えました。
転職となるとネガティブな意見を言う人が多いらしいので、友人は背中を押してもらえたらしく安心していました。
私:「何かやりたい仕事があるの?」
友人:「プログラマの仕事をやりたいから相談したんだ」
私:「なぜプログラマ?」
友人:「javaをマスターすれば一生食べていけるかなと思って」
私:「どうしてjavaをマスターしたら一生食べていけるの?」
友人:「職安の人がいっていたから」
こんなやり取りのなかで疑問に思ったことは
1.Javaをマスターすれば一生食えるっていうことは、Javaをマスターした後は勉強したくないってことなのか
2.そもそも、そのような考えではプログラマはやっていけないと思う
歳をとると学ぶことをやめる
歳をとると学ぶことをやめる人が多いです。そして新しいものを取り入れることへの抵抗力が上がってきます。いままで培った技術の中から何とか問題を解決しようとするのです。
新しいことを学ぶ学習コストや実績を考慮すれば、この考え方も間違ってはいないと思います
しかし、学ぶことをやめた人は、新しい技術は信頼せず、自分の培った技術のみで問題を解決しようとするため、効率が悪い場合が多々あります。いろんな会社に入りましたが、効率が上がることが目に見えてわかる技術も取り入れない人はたくさんいました。
友人の考え方はまさに「歳をとったら学びたくない」という思いが前面に出ています。今集中して勉強して後の人生は楽になるという「不労収入」的なものを求めているのではないでしょうか。私はこの考えこそが一番のリスクと考えます。
ではなぜ歳をとると学ぶことをやめるのでしょうか?「現状維持したい」ということではないでしょうか。
部下が新しい技術を提案すると、自分も学ばなくなければいけません。技術習得は若い人のほうが確実に早いです。そのうち自分の居場所がなくなるのではないかと不安になります。だから全力で新しい技術を阻止して、自分の学んだ技術を採用し続けるのです。その結果部下は非効率な過酷な労働を強いられるのです。
これから、AIの技術進歩により大量のプログラマが不要になってくるかもしれません。その中でまず不要になるのは学ばないプログラマ。AIがどれだけ発展していっても、情報量と技術量と柔軟性が高いプログラマは確実に残っていくと私は考えます。