「こんな会社辞めてやる。」
だれしも一度は思ったことはあるのではないでしょうか。人間関係の不満、労働時間の不満、給与の不満などいろいろ原因があると思います。そんな時「絶対にやってはいけないこと」があります。今まで転職を繰り返してきた私が、会社を辞めようと決めたときにやってしまった失敗の体験談をご紹介します。
冷静になって一度考え直しましたか?
会社を辞めようと思った理由をもう一度冷静に考えてみましょう。私の場合、人間関係の不満から感情的になり、その日のうちに「会社を辞めさせてください。」と上司に話をしに行ったことがあります。上司からの引き留めがあったのですが、感情的になっていたこともあり、引き留めにも応じずにそのまま帰宅してしまいました。次の日に目が覚めて冷静になって考えてみると、そんなに早く会社を辞める決断をしなくてもよかったのではないかと後悔しました。会社に行って退職の考えを撤回しましたが、その出来事以降同僚や上司からの目線が変わり、会社に居づらくなって結局会社を辞めてしまいました。今考えると人間関係の不満は、同僚や上司に相談すれば解決できたかもしれません。「会社を辞めよう」と思ったら一度考え直してください。
「どうして会社を辞めようと思ったのですか?」
「辞めようと思った理由を解決できる方法はありませんか?」
「感情的になっているだけで、冷静になって考えましたか?」
転職先は決まっていますか?
次の仕事は決まっているでしょうか?私は次の仕事が決まらないうちに仕事を辞めたことがあります。なぜ次の仕事が決まっていないのに会社を辞めてしまったかというと
- 残業と休日出勤が多いため次の仕事を探せない
- 有給休暇も取れないので次の仕事の面接にいけない
- 会社をやめてゆっくり次の仕事を見つけていきたい
以上の理由があったからです。
会社を辞めてから次の仕事を探し始めました。最初の1ケ月ぐらいはのんびりとやっていたのですが、就職活動をするにもお金がかかります。しかも収入がなくなったため貯金は減っていくばかり。少しづつ焦り始めました。自己都合で退職したため、失業保険は3カ月以降しか受給できなません。3カ月後にはほとんど貯金は底をついてしまうのではないかという不安と金銭的な部分から「早く次の仕事を見つけなければ」という焦りが出てきました。その結果、今まで次の仕事に求めていた条件を何点か妥協して次の仕事を決めてしまいました。
妥協をしたので、次の仕事でもすぐに不満が出てきて長続きしない結果になってしまいました。
「必ず次の仕事が決まってから会社を辞めてください。」
残業が休日出勤が多くても、今ではインターネットでたくさんの仕事は見つけられます。有給休暇が取りにくい職場でも、休日に面接をしてくれる企業もありますし、平日の遅い時間からでも面接してくれる企業はあります。会社を辞めてからゆっくり就職活動をしても、次の仕事は簡単に見つかりません。焦るだけです。
次の仕事を決めて会社を辞める方法は、こちらの記事も参考にしてみてください。
次の仕事を決めて会社を辞める唯一の方法
会社を辞めることを同僚に話していませんか?
会社を辞めるとき、誰かの一押しが欲しくて同僚に話してはいないでしょうか?私は会社を辞めることを決断したとき、誰かのもう一押しが欲しくて同僚に相談したことがあります。同僚から会社を辞める一押しが欲しかったのですが、引き留められることになり、会社を辞めるの意思が揺らぎました。しかも私が辞めたいと思っていることが同僚から噂で広まって上司まで伝わってしまいました。会社を辞める意思は、一番最初に直属の上司に報告するのが礼儀です。会社の噂から伝わったことを改めて上司に報告することは失礼にあたります。今までお世話になった上司と会社を辞めた後に気まずい関係になる可能性があります。同じ業界に転職をした場合、どこで再開するかわからのいので、辞める会社の人と気まずい関係になるのは避けるべきです。
「会社を辞めると決めた時、最初に相談するのは直属の上司にしましょう。」
辞める会社に情がありませんか?
新しい転職が決まって会社を辞めると決めたとき、辞める会社の情に流されていませんか?私は転職先が決まってから退職届を出しましたので、新しい転職先の会社には、入社まで3カ月待って欲しいという条件を内定をいただいたときに出していました。快く条件をのんでいただき、今の会社に退職届を出したのですが、「会社を辞めるのをあと半年待って欲しい。」と言われました。今までお世話になったという情に流されて断れなくなり、新しい転職先の会社にその旨を伝えたところ、「約束が違う」と受け入れてもらえずに内定を取り消されました。結局転職先がなくなってしまい、退職を撤回しました。
「あなたにとって大事なのは辞める会社ですか?これから働く会社ですか?」
嘘の退職理由を使っていませんか?
会社を辞める理由の本音を話せず、つい嘘の理由を使っていませんか?私は「親の介護をするため」と嘘をついて会社を辞めたいといったことがあります。会社の上層部の人たちは、会社を辞めてきたいろいろの人たちを見ていますので、嘘は見破られますし、もし嘘を突き通しても嘘が嘘を呼びどんどんストレスとなっていきます。会社を辞めた後も嘘をつき続けなければいけませんし、もし嘘とばれてしまったら、信頼を失ってしまいます。私も辞めた後にばれてしまい信頼を失ってしまいました。辞めた会社の人とはどこで会うかわかりませんので、良好な関係は崩さないことが大事です。
「会社を辞める理由に嘘を使っていませんか?」
まとめ
会社を辞めるということはいろいろなリスクが発生します。今回紹介したことはそのリスクを最低限に抑えるためのものです。
「辞める会社なんてどうでもいいや」
なんて思わないでください。どこで縁があって再開するかわかりません。後腐れなく会社を辞めて、心機一転新しい会社で頑張っていきましょう。